エンジンルーム内も含め、各部リフレッシュ作業を含めた作業内容での作業依頼
まずは、ヒーターコア交換等の作業のため、
ダッシュボードからの取り外し作業
エアコンエバポレーターヒーターコアも
取り外して、ダッシュボード関連ほぼ全バラ状態
ちなみに、エアコンエパポレーター
分解してみたらこんな状態でした。
取り外ししたら、結構汚れていたので
張り替え作業へ。
ちなみに、新品部品については
調べたのですが、製造終了でした。
NB8C ロードスタークーペ
オールペイント作業
室内の作業の次は、エンジンルーム内
付属部品の取り外し作業。
リフトに車移動して、
フロントサスペンションを含めた部品を
一括でエンジンメンバーから取り外し。
さらに残っていた部品を取り外して、
エンジンルーム内の部品脱着完了。
NB8C ロードスタークーペ
オールペイント作業
次に作業したのは、ガラスの取り外し作業。
取り外し作業にあたり、
事前に部品の在庫確認したところ、
クォーターガラスと
リアウィンドガラスのモールは、
製造廃止のため入手不可。
フロントガラスにおいては、
通常のロードスターと
同じなので部品を入手可能。
これらガラスはガラスは
接着剤にての貼り付けでの固定方法で、
ガラスの周りにあるプラスチック製の
細いモールがガラスに組み込まれており
これらモールがボディーとの
隙間を埋めている構造で、
通常だとガラス脱直に伴う作業において、
このカラスの周りのモールは交換での
作業になっております。
要はこのモールがないと、
ガラス脱着作業ができないので
なくてはならないものなのですが、
今回、ガラスを取り外すとなると
このモールがないため
モールを痛めずに取り外す
必要になってきます為、
事前に、ガラス屋さんと取り外し、
方法を打ち合わせして
何とか無事取り外し完了。
偉そうな事は言えませんが、
ない部品につきましては基本的にないので、
それをどうするかを考えての
作業って感じで、何とかなってよかった🙂
無い部品の中で、
あとどうしても取らなきゃダメなのが、
この細いルーフモール。
接着方式で、貼り付け固定されているのは、
なんとなくわかるのだが
いざ取ろうと思うと、
なぜか全然取れてこないし。😰
作業途中でわかったのだが、
たくさんの量の接着剤を使って
接着式での固定方法。
取ると言うよりは、
接着剤を切って取り外している感じ。
おまけに、モールの中に
薄い金属製のプレートが埋め込んであるので、
取り外すと同時に反りが
発生してしまったのだが、
何とか再利用しなくては。
取り外ししたモールの中を見ると、
中には結構サビあり状態。
こんな感じで少しずつですが、
作業進めていますロードスタークーペ。
ドア付属部品全バラして、ドアの取り外し。
裏面、アウターパネル折り返し部に錆有あり。
フロントフェンダーやリヤバンパーも取り外し。
バックパネルには結構な汚れあり。
トランクウェザーストリップ固定部にはサビあり。
トランク内フロアにもサビあり。
フロント骨格部を見ますと
長年の汚れが蓄積されておりますので、
高圧温水スチームにて洗浄作業。
何も部品無い状態でしたら、
こうした油汚れ等には
熱いお湯での洗浄が効果的です。
一緒に下回りとタイヤハウス内部も洗浄。
洗浄後、シンナーにて拭き作業をして、
汚れ落とし作業完了。
同時にバックパネルも
シンナーにて拭き作業にて汚れ落とし。
いつも思うのですが、
こうした汚れ落とし作業、
時間かかるのですが、
このまま塗装するわけにはいかないので、
地味に作業しております。
NB8C ロードスタークーペ
オールペイント作業
ロードスターの側面に塗装されております
チッピングコート、
緩やかな凹凸柄でウレタン系の
アンダーコートで、
小石が跳ねてもボデぃの塗装面傷まないように
メーカーとしては塗装されているのですが、
修理となりますとそのまま上から塗装しますと、
上凸面が塗料の厚みで埋まってしまったり、
パテ作業してからその上からチッピングコート
塗装しますと
チッピングコートの厚みが増したりと
困った問題点だらけの所。
この車の場合、凹凸肌見ますと両側面過去に
作業した肌でチッピングコートの
厚みの段差もかなりあり、
部分で補修となりますとマスキングテープの所を
修理しなくてはいけないので、
後々の作業を考えますと
この塗装されておりますチッピングコートは
剥離が望ましいと判断して剥離作業へ。
剝離作業にあたりマスキングをしてから、
科学の力で旧塗膜をフニャフニャに。
文書で書きますと簡単かつ楽しそうに
思えるかもしれませんが、
実作業は剥離座手に付きますと痛いし、
塗ったから簡単に反応してくれるわけでもなく、
結構地道な作業なのですが、、。
過去の修理跡のパテの所、
左右同じ所にあり、よく見ますと丸いがあり、
どうも過去にスポイラーを
付けるために開けた穴を埋めて
補修塗装したようなのですが、
この穴埋め作業ハンダを使い作業しており、
手で押しますとポロリと取れて来ました、、。
8ミリ程度の穴に対してハンダにて
埋めてあったのですが、
ハンダには強度がないので、
ここまで大きい穴埋めには
適していないと考えられます。
旧塗膜剥離作業しますと、
過去の修理歴がはっきりと
目で見て確認出来る所でありますね。
塗装ブース内で、スタンドックス
エッチングプライマーにて下処理後、
イージーフィラーにて下地塗装完了です。
NB8C ロードスタークーペ
オールペイント作業
バックパネルから修理。
バンパーホースメント取り付け部の
ブラケットが盛り上がっていたので、
ブラケット裏面も同様な状態。
こうしたサビがプレートを
持ち上げてきます原因です。
右側は盛り上がりなかったのですが、
取り外しして見たら左側程
ひどくなかったのですが、
錆ありあり状態。
こうした錆び、プレートのまわりに
シーリングがされていないのため
水の侵入がサビの原因だと思われます。
こうした錆は根っこ部から
奇麗に辞去するのが一番で、
ウエザーストリップのゴム裏側に
ありました錆も辞去して
サンディング後、防錆プライマーを
プレート周辺と一緒に塗装~。
NB8C ロードスタークーペ
オールペイント作業
ルーフモール取り付け部の錆び修理。
狭いところにはなるのですが、
ブラストによるサビの辞去。
ここからパテ工程になりますが、
パテ付けする前に素地金属部に対して
パテとの密着を高めるため
プライマーを塗装してから
スタンドックス イージーフィラーにて
下地塗装して、
下地工程完了になります。
左右共フレームのアウターパネルに
腐食による穴あき箇所あり。
まず、左側フレームの穴明き箇所の
アウターパネルカットして見たら、
アウターパネル、補強のホースメントともに
厚さ1.6ミリある鋼板が錆びて
ボロボロ状態、、、、。
インナー側にあるホースメントパネル、
穴開いており、広範囲に腐食ある状態、、。
アウターパネルがダメなのはまだ良いのだが、
このインナー側のホースメントパネルは、
前から後ろまであるので、
物理的にカット交換は出来ません、、。
部品図片手に骨格部の組み立て順序
確認しますと、フレームが一番最初に
取り付けされておりますので、
色々とお客様と考えましたが、
左右共フレームとフェンダーエプロン
全交換になりました、、、。
過去に事故歴もないのに、
ここまで腐食しているとは、。。
参りました。
トホホ。。。
NB8C ロードスタークーペ
オールペイント作業
フレーム交換の為、
グローバルジグにセットしました
ロードスタークーペ
グローバルジグ専用チャートを使い
ジグを組み立てて車をセット。
普通の型紙ますと何が記載されているのか
全く意味不明なものだと思いますが。(笑)
ジグとは基本的に、
ロアアームやメンバー取り付けされております
強度ある所をジグ固定箇所して
各部ポイント箇所の高さ 幅 長さ 角度を
計測したり、ジグを使いフレーム修正もので
今回の作業ですと、交換しますフレーム
取り付け位置の為のジグ固定。
これらが今回交換しますロードスターの
新品部品です。
まずは左側からの作業で、
フェンダーエプロンとフレームを
カットし取り外し~。
新品交換しますフレームを
ジグにセットして取り付け固定。
新品部品をジグに固定してから、
溶接にて取り付け。
写真で見てますと簡単そうですが、
実作業は何枚も入り組んでおります
スポット溶接を取るのが大変なのですが、、。。
これで左右フレームの取り付け作業完了です。
NB8C ロードスタークーペ
続いて取り付けしたのは
左右フェンダーエプロン
NB8C ロードスタークーペ
オールペイント作業
フロント骨格部交換後、
部品の位置関係を確認するため
各部品を仮付けして確認。
ここからは塗装工程で、
素地金属部に対してプライマーを
塗装してから、
フロントバンパーブラケットが
下地塗装してなかったので、
いつもの手順で、サンディング後
下地塗装したら、
あれ?
ヒビ割れ起こしているし、、、。
どうも艶消し黒色塗装してる
塗膜がダメなよう、、。
こうなりますと、問題となっております
塗膜を取り除かなくてはいけないので、
剥離作業へ。
剥離後、サンドブラストにて仕上げて
エッチングプライマーから、
下地塗装して完了です。
ちょっとがちょっとで
なくなってしまいましたが、
塗装とはこんな仕事ですわ、、。。